タイトル:アナキズムの美学 破壊と構築:絶えざる美の奔流
L'ESTHETIQUE ANARCHISTE
出版:現代企画室
著者:アンドレ・スレール Andreォ Reszler
翻訳:小倉正史
装丁:有賀強
発行:1994年10月25日
値段:2884円+税
ISBN4-7738-9410-5 C0070
所在:区市図書館レベルでも有るかも、国際共産趣味青年同盟本部書庫、
備考:アナキズム美学の全貌を解明!
既成の価値観を廃し、自らの厳格な倫理感のもと、何ものにも囚われない美の構築に邁進したマラルメ、スーラ、ジョン・ケージ、デュビュッフェ、ビートニク、シテュアシオニズムetc.の表現の可能性に迫る。
以上本のオビから
目次:
第一章 社会主義の美学 9
    アナキズム美学の特徴 10
    アナキズム美学思想の端緒 12
    芸術家と権力 14
    新しい芸術とは何か 17
    中世賛美が意味するもの 18
    アナキズム美学と政治 25
第二章 未知のものと既知のもの 29
    プルードンとトルストイ
    プルードンの芸術認識 30
    プルードンの美学認識 33
    トルストイの美学思想 43
    プルードンとトルストイの共通項 47
第三章 芸術と反逆 49
    バクーニンとヴァーグナー
    バクーニンと芸術 50
    芸術と行動 55
    バクーニンの芸術論 60
    ヴァーグナーの芸術論 65
第四章 芸術とアナキズム運動 71
    クロポトキンの芸術論 72
    クロポトキンの中世芸術観 75
    クロポトキンの芸術理念 80
    未来の芸術 83
    グラーヴの自由劇場 86
    芸術と革命運動 88
    トロツキーとブルトンの芸術観 91
第五章 美的都市から労働都市へ 95
    ソレルとベルトのアナルコ・マルクシズム思想
    ソレルとベルトの出発点 96
    ソレルのアプローチ 98
    生産者の芸術 102
    現代性批判 104
    ソレルの限界 106
    ベルトの「行為の生産性」 109
    知識人批判 111
    ベルトの意味するもの 114
第六章 個人主義的アナーキーと創造性 119
    二つの前衛 120
    二つの反逆 122
    アナキズム芸術 127
    マラルメの『書物』 130
    ワイルドの『社会主義の下での人間の魂』 131
    ラカーズ=デュティエの『卓越者』 135
    ロシア革命による衰退 136
第七章 現代の理論と実践 139
    現代のアナキズム美学 140
    ジョン・ケージのアナキズム 141
    ハプニングの思想 146
    リヴィング・シアターの革命 149
    デュビュッフェの主張 153
    現代芸術における反目的 157
第八章 政治的美学と美的政治運動の収斂 161
    アメリカ合衆国の場合
    芸術と政治の融合 162
    マルクーゼの美的冒険 164
    ビート=現在の至上権 168
    イッピー=ホフマンとルービン 169
    一つの終わり 174
結論 175
訳者あとがき 179
人名索引 187


芸術(アート)はアナキズム的である。コミュニズム系の美学についての書籍は多く出版されているが、アナキズム系については、アナキズムそれ自体の性質にもよるが、まとめにくく、あまり日本では見かけない。その中でもこの書は貴重であると言える。「アナキズム」という思想に対する誤解と無知が蔓延している状況の中で、「アナキズム」そのものを知ると同時にアナキズムは芸術とどうかかわっているか知る為におすすめ。
余談であるが、ジョン・ケージに捧げるなどと言っておきながら権威主義にからめとられつつある某君には特におすすめ。捧げられたジョン・ケージもさぞや困惑であろう。権威主義や全体主義や宗教は常に口を開けて罠を張っている(それはとても魅力的で楽で救いのように見える)。早めに気付かれる事を期待したい。(人民K)


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