タイトル:弁証法はどういう科学か
出版:株式会社講談社
著者:三浦つとむ
装丁:杉浦康平+辻修平
発行:1968年9月16日
ISBN4-06-115559-8 C0210
値段:728円+税
所在:国際共産趣味青年同盟本部書庫、区市町図書館にもあるかも
備考:講談社現代新書159
弁証法は、社会の原理を鋭利にそして的確に解明していく。矛盾とは?否定の否定とは?…
難解といわれがちな唯物弁証法。本書では、科学的研究の武器として弁証法を捉え、かつ、身近な話題を例にとりながら、平易に解説し、その核心をつく。
以上本の表紙から
科学的方法を求めて―
人生は未知の世界への旅行です。さきのことはわからないとか、一寸さきは闇だとかいいますが、何か正しい方向を知るための羅針盤のようなものはないのでしょうか?問題の解決にあたって、誰もが手びきとするのは過去の経験です。自分はかってこうやって成功したとか、誰々はこうやって失敗したという事実をしらべて、こうするのはよくなかろう、こうしたらうまくいくだろうと、その方向ややり方を工夫します。でもそれだけしかないでしょうか?もっと科学的な方法なないものでしょうか?わたしは自分の社会科学の研究に弁証法を使ってみて、それがどんなにすばらしい武器であるかを実感することができました。―本書より
以上表紙裏から
目次:
まえがき 3
1 世界のありかたをどう見るか 9
 〈1〉世界は弁証法的な性格をもっている
 〈2〉唯物論と観念論は互いに移行しあう
 〈3〉学問は党派性をもち階級性に結びつく
2 弁証法はどのように発展してきたか 49
 〈1〉古代ギリシアからヘーゲルまで
 〈2〉ヘーゲルからマルクスへ―唯物弁証法の成立
 〈3〉現在はどうなっているか
3 「対立物の相互浸透」とはどういうことか 77
 〈1〉相対的な独立ということ―つながっていると同時につながっていない
 〈2〉媒介と同時に直接性を含んでいなものはどこにも存在しない
 〈3〉認識論と弁証法―その一、絶対的真理と相対的真理および真理と誤謬との関係
 〈4〉認識論と弁証法―その二、精神的な鏡と物質的な鏡
 〈5〉認識論と弁証法―その三、世界の二重化と自分の二重化
 〈6〉人間と自然との、および人間と人間との相互浸透
 〈7〉社会の土台と上部構造との相互浸透
4 「量質転化」とはどういうことか 207
5 「否定の否定」とはどういうことか 223
 〈1〉まわりみちということの重要性
 〈2〉人間はみなまわりみちをとって生活している
 〈3〉「否定の否定」は弁証法の基本法則である
 〈4〉探偵小説と弁証法―『ぬすまれた手紙』の分析
 〈5〉科学の歴史における「否定の否定」
6 矛盾とはどういうものか 273
 〈1〉矛盾には二つの種類がある―克服による解決と実現による解決
 〈2〉世界は過程の複合体であり矛盾の複合体である―根本的矛盾と主要矛盾
 〈3〉中ソ論争と矛盾論


信じる事は、自らの思考を止める事である。自分の頭を他人にまかせた、奴隷になる事である。対立する概念を起してこそ真実に近づく事が出来る。ネットには、自分こそが正しい、と言って他者を抑圧しようとする輩が昨今増えてきている。受け手が、単なる受け手としての地位に留まりたいのなら、この書はいらないだろう。健全な批判、懐疑こそが自主性と自律を成り立たせるのだ。ネット内に限らず、世間には「信じたがる」奴等が多すぎる。この本は、そうでない人へお薦めしたい。弁証法、という考え方のプロセス、についての手頃な入門書。洗脳されたい人、迷信大好きな人、はこの本読むべからず。
もの事を判断する上で、弁証法くらい身に付けていないと。ね(笑・それさえ出来ない人の何と多いことか。他者や異質な者を排除して事足れりとするものども!それはファシズムにほかならない)。
共産趣味者たる者には弁証法は必須では。(人民K)




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