タイトル:毛沢東の朝鮮戦争 中国が鴨緑江を渡るまで
出版:株式会社 岩波書店
著者:朱建栄
訳者:
装丁:代田 奨
発行:1991年11月21日 発行
値段:3398円+税
ISBN4-00-002286-5 C0022
所在:国際共産趣味青年同盟本部書庫。区市図書館レベルにもあるかも
備考:
現代史の空白がまた一つ埋められた 本書の内容 ●中国は開戦を予知していたか●アメリカの介入に対する分析●東北辺防軍の創設と召集●対ベトナム・台湾の戦略調整●高崗と林彪の異議申し立て●「弓につがえられた矢」●大論争●出兵と中止の狭間で●周恩来の秘密訪ソ●鴨緑江の彼方へ●四十年後の回顧---以上、本のオビより
朝鮮戦争最大の謎である中国の参戦過程が初めて明らかにされる。中国は朝鮮半島の戦争前の状況をどう分析したか。戦争勃発後、特にトルーマン声明発表後、中国はどのように軍備を進め、金日成指導部にどう対応したのか。参戦の是非をめぐって行われた大論争の内容はいかなるものだったか。毛沢東はなぜ多数の反対者を説き伏せてまで参戦に踏み切ったのか。周恩来とスターリンの会談の内容、中ソ間の意見の相違など、秘密のベールに包まれている数々の事実が掘り起こされ、中国参戦が及ぼした戦後世界への影響について考察される。---以上本の扉から
目次:
序論 1
 第一節 研究の意義 1
 第二節 研究の方法と対象 6
 第三節 研究動向と資料の利用 10
第一章 中国は開戦を予知していたか 19
 第一節 開戦の責任問題 19
     柴成文の見解/朝鮮「内戦」の国際的意義
 第二節 中国への事前通報 25
     毛沢東訪ソ前後(50年1月ごろ)/朝鮮特使の訪中(50年3月-4月)
 第三節 開戦に対する中国の判断と思惑 32
     北京の反応/中国に影響はないと判断
 第四節 中国軍の配置替え 39
     国内重視の軍事戦略/「国防機動部隊」の設置/開戦直前の中国全軍事態勢
第二章 アメリカの介入に対する分析 51
 第一節 強烈な対米アレルギーの由来 51
     トルーマン声明発表後の対応/痛恨の記憶/建国前後の対米意識
 第二節 「最大のわな」 63
     「三路向心迂回」戦略/いくつかの解釈
 第三節 思考様式と情報源 69
第三章 東北辺防軍の創設と召集 77
 第一節 政府第八次会議(6月28日) 77
 第二節 軍事戦略の変更 80
     国防軍事会議とその決定(7月7日-13日)/林彪の役割
 第三節 鴨緑江北岸への大軍集結(7月下旬) 88
第四章 対ベトナム・台湾の戦略調整 97
 第一節 陳(庚貝)将軍のベトナム派遣 97
     三つの準備レベル/格上げされた軍事関与/関与の意図
 第二節 台湾進攻作戦の延期 106
     台湾進攻の時刻表はあったか/多様な攻撃準備/防御態勢への切り換え
 第三節 朝鮮戦場に関する情報収集 113
第五章 高崗と林彪の意義申し立て 119
 第一節 九月出兵構想とその延期 119
     政治局会議(8月4日)/辺防軍師団幹部会議(8月13日)/参戦準備期間の延長
 第二節 仁川上陸の予測 129
     雷英夫の報告(8月23日)/金日成への通報/第十三集団軍の予測意見
 第三節 三段階兵力配備計画 138
     対米非難のエスカレート/第二次国防軍事会議(8月26日-31日)/二回目の意見相違(9月上旬)
第六章 「弓につがえられた矢」 153
 第一節 周恩来の厳重警告 153
     仁川上陸の衝撃/「放置するわけには行かない」
 第二節 軍内の政治動員 161
     「恐米病」の排除/二つの動員方法
 第三節 「一級厳戒体制」と軍事準備 167
     対国連軍作戦の戦術の設定/臨戦訓練と朝鮮人「連絡員」の確保
第七章 大論争 175
 第一節 出兵の緊急決定 175
     金日成の緊急出兵要請(10月1日)/一回目の政治局討論(10月1日夜)/政治局拡大会議(10月2日)
 第二節 戻された時計の針 189
     嵐の前の静けさ/三回目の中央会議(10月4日)/出兵の是非とその理由
 第三節 毛沢東の勝利 197
     四回目の中央会議(10月5日)/会議参加者リストと対立の構図/韓国軍のみの北上でも中国参戦/大論争の評価
第八章 出兵と中止の狭間で 217
 第一節 出動命令に至るまで 217
     研究会合(10月5日夜)/軍委拡大会議(10月6日)/「特に記念すべき一日」(10月8日)/中国参戦、初めて金日成に通告
 第二節 論争の再燃 233
     新しい火種(10月9日)/彭徳懐・金日成会談の中止(10月10日深夜)
 第三節 四回目の論争 243
     彭徳懐激怒する(10月11日-12日)/出兵中止命令(10月12日)
第九章 周恩来の秘密訪ソ 255
 第一節 四十年前の事実の秘匿 255
     矛盾だらけの証言の原因/訪ソの経緯
 第二節 首脳会談の内容 260
     ソ連空軍支援問題の由来/スターリンの拒否/中国上空防衛の約束と武器/援助
 第三節 中ソ見解の別れ目 273
     亡命政権かゲリラ戦か/情勢判断の相違/中国の参戦、ソ連は望まず?
第十章 鴨緑江の彼方へ 287
 第一節 出兵の再決定 287
     中央政治局緊急会議(10月12日深夜-13日)/モスクワへのより詳細な説明(10月14日)/義勇軍師団以上幹部動員会議
 第二節 「第二次停止」 300
     毛沢東の政策決定方式(10月15日)/渡河計画実施会議(10月16日)/再度の停止命令(10月17日)
 第三節 カウントダウン 312
     最後の政治局拡大会議(10月18日)/大軍渡河(10月19日)
第十章 四十年後の回顧 329
 第一節 参戦理由 329
 第二節 作戦構想の変遷から見た参戦目的 339
 第三節 参戦の影響 346
あとがき 359
人名索引


テクスト・映像・音 等々の紹介(兼参考文献)




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1998/09/21登録 0000/00/00更新