タイトル:中江兆民 日本の名著36
出版:中央公論社
責任編集者・訳者:河野健二 桑原武夫 島田虔次 飛鳥井雅道
装丁:
発行:1984年8月20日初版発行1996年9月30日再版発行
値段:1456円+税
ISBN4-12-400426-5 C1331
所在:国際共産趣味青年同盟本部書庫、区市図書館レベルでも有るかも
備考:東洋のルソー兆民の三酔人経綸問答の現代語訳によって自由民権思想を知る
以上本のオビから
目次:
東洋のルソー 中江兆民 河野健二 5
 中江兆民をどう見るか 7
 兆民の生い立ち 11
 「政府の敵にまわる」 22
 実業に入る 33
 ルソーと兆民 38
 自由・民権の理論 44

『東洋自由新聞』論説 59
 社説 63
 祝詞 65
 社説 67
 君民共治の説 70
 心思の自由 72
 干渉教育 75
 再び干渉教育を論ず 77
 小大遠近の説 80
 思うに想はよろしく隠匿すべからず 84
 吾儕時事を論ずることを欲せず 88
 意匠業作 90
 西園寺君公望、東洋自由新聞社を去る 93
 天の説 96
 此に一邦有り 99
 新鉄道論 101
 井上参議の演説は一時の謬伝に過ぎず 104
 府県会議員諸君に告ぐ 107
 再び府県会議員諸君に告ぐ 110
 英仏人民哀れむべし慕うべからず 112
 禍いは未萌に防ぐべし 115
 よろしく朝廷の責めを軽くすべし 118
 藩閥政府の弊は国会を以て之を已む 121
 言論の自由 124
 再び言論の自由を論ず 126
 居宅の不可侵権を論ず 129
 浅野先生に答う 132

民約訳解 ジャン=ジャック・ルソー原著 137
 序 141
 民約約解はしがき
  訳者はしがき 143
  著者はしがき 144
 民約約解 巻の一
  民約または政治の探究 144
  第一章 本巻の主旨 145
  第二章 家族 148
  第三章 強者の権 152
  第四章 奴隷 154
  第五章 結局、約束を国の根本としなければならない 160
  第六章 民約 162
  第七章 君 165
  第八章 人世 168
  第九章 土地 171
 民約約解 巻の二
  第一章 君権は他人に委すことはできない 176
  第二章 君権は他人に分割することができない 177
  第三章 衆志も誤ることがあるか 180
  第四章 君権の限界 182
  第五章 人を生殺する権利 188
  第六章 法律 191

三酔人経綸問答 199
 南海先生は現実世界の地理をご存じない 203
 民主主義者と侵略主義者の南海先生訪問 204
 国防はヤボの骨頂 205
 アジアの小島から精神的大国が生まれた 206
 フランス王ルイ十六世は幸福になった 208
 八公熊公のために一丈以上の大気焔を吐く 211
 漢学先生よ、一転語をどうぞ 213
 ああ、うらやましい、ああ、気の毒な 220
 自分で答えて笑って言うには、漢文のカスだ 225
 法律の大議論 237
 豪傑君はすこし時代おくれだ 243
 何らかの実際的な経済政策が、そのうちきっと、ここから生まれるにちがいない 246
 聡明な才能をもち、ずばぬけた見識をそなえた人物というものが、今の世にはたして居るのかね…居るとも居るとも 247
 もとの自由党と改進党との面々 250
 もとの自由党はきっと腹を立てるだろう、きっとあざ笑うだろう 251
 政治的な力士の面々 252
 書記官というものは世界じゅうみなこのとおり 253
 政治的な外科医の出現 254
 このあたり、いささか自慢の文章です。 264
 ヴィクトル・ユゴーの全集にも、バイロン卿の全集にも見あたらぬほどだ 265
 南海先生はごまかした 271

選挙人目ざまし 273
 政治上の家族と政治上の食客 277
 五州人民の見物 277
 人物の陳列 279
 各政党人はみなよくない 279
 天使と悪魔と豚犬と 280
 各政党人はみなよし 281
 方針のまた方針 281
 有限委任と無限委任 283
 両派の討論 283
 両派の優劣 286
 選挙人の腹の中の毒蛇 287
 蝉や蛙の競進会、芋虫の陳列場 289
 イギリスの例 290
 面前の珍玉ではなく、背後の宝石 292
 リチャード・コブデン、ロバート・ピール 294
 英雄、半文銭の値うちもない 295
 アメリカの例 296
 平民主義の最頂上 297
 目を見張り耳をそばだてて多くの制度の前に 298
 フランスの例 299
 皮肉な専制政治の権化 300
 ガンペッタの手紙 302
 著者の老婆心 303
 選挙人の会合 304
 有限委任はできている 305

新聞論説集 307
 新民世界 309
 士族諸君に告ぐ 313
 再び士族諸君に告ぐ 316
 三たび士族諸君に告ぐ 318
 農族諸君に告ぐ 321
 工族諸君に告ぐ 327
 商族諸君に告ぐ 334
 立憲自由党の急務 337
 無血虫の陳列場 346
 国民党生ぜざるべからず 347

一年有半 生前の遺稿 353
 第一 356
 第二 372
 第三 391

続一年有半 一名無神無霊魂 411
 引 幸徳秋水
 第一章 総論
 (一) 霊魂 418
 (二) 精神の死滅 421
 (三) 身体の不滅 421
 (四) 未来の裁判 422
 (五) 多数神の説 425
 (六) 唯一神の説 426
 (七) 神物同体説 426
 (八) 主宰神の説 427
 (九) 造物の説 428
 (十) 神に遇う 430
 第二章 再論
 (一) 世界 432
 (二) 無始 434
 (三) 無終 435
 (四) 無辺無限 436
 (五) 精神の能 436
 (六) 空間 437
 (七) 時 438
 (八) 主観 439
 (九) 客観 440
 (十) 〔ふたたび〕主観客観 441
 (十一) 意象 441
 (十二) 無形の意象 442
 (十三) 神の意象 443
 (十四) 記憶 444
 (十五) 意象の連接 445
 (十六) 断行、行為の理由、意思の自由 445
 (十七) 自省の能 448
 (十八) 帰納、演繹 450
 第三章 結論

補注 451
年譜 466
索引 476
付録:中江兆民と『TN君の伝記』 なだいなだ


日本における自由と民権の祖、中江兆民の論を読みやすく現代語訳にして集めた書。明治維新によって「国家」が生まれた時、同時に国家によって「民」が阻害され始めた。民の側に立つ側の流れの祖、中江兆民を再び評価してみるのもよいのではないだろうか。政府側に都合のよい歴史の面だけ見るのではなく、政府と闘ってきた側の歴史の面も見るべきであろう。このシリーズの『幸徳秋水』も参照されたい。人民K1998/01/08登録)




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