タイトル:葛藤するインターネット ニフティサーブの虚構を破る
出版:株式会社 窓社
著者:内野晴仁
翻訳:
発行:1997年6月30日
値段:1200+税
ISBN4-943983-97-9 C0065
所在:国際共産趣味青年同盟本部書庫、又、書店注文可能
備考:
あなたはどこまで知らされていますか?
パソコン通信のX
ニフティの不公正な運営実態を告発しつつ、真に開かれた「公共空間」としての自由なネットワークの可能性を探る!
以上、本のオビから
この本のなかではパソコン通信やインターネットがつくり出す意識空間に充満している「葛藤への恐れ」を可能な限り明解に描き出してみようと思う。本書をきっかけとして、多くの人々が意識空間の中で自分と異質な価値観の人間の言動と出会っても、恐れの余り、これを抑圧・排除したり、逃げまどう必要がなくなることを願う。
以上、本の表紙文より。

目次
はじめに―「葛藤への恐れ」の克服のために 3

第1章 インターネットの拡大とマスメディア支配のゆらぎ 17

 暴走社会とその克服の可能性 17 「マインドコントロール合戦」の時代 22 インターネットは異端者の強い味方 24 異端者抑圧の論理 26 反体制側によっても作られる虚構 28 インターネット時代における異端者思想の重要性 31

第2章 ニフティサーブの虚構とは?―「公序良俗」の構造 33

 フォーラムでの私の原体験 33 ニフティへの私のスタンス 35 ニフティサーブという空間秩序の決定的問題 37 社会秩序を投影するフォーラム 38 ニフティの偏向は社会の暴走を助長する 40 恐るべき「公序良俗」という大義名分 42 「公序良俗」とはなにか 43 「公序良俗」の現実機能 45 私益追求を保障する隠された制度 47 「シスオペ」はボランティアという虚構 48 「バブル発言」を作り出すFF制度 50 私物化された「フォーラム」 51 「シスオペに一任している」というウソ 53 異義申し立てのたらい回し 56 会員によるチェック回路の創出の必要 57

第3章 どうして虚構を破れないのか?―「不自由」な構造 59

 「公序良俗」の構造の奥深さ 59 あくまでも根本を変えることが肝要 62 支持を求めない新しい闘い方 63 「排除することによって維持される秩序」の弱点 64 どうして虚構を破れないのか? 66 演出された「なごやかさ」と表裏一体の排除の論理 68 シスオペの恐怖が虚構を作る 71 排除される「難しい話」 72 シンパの発生と狂気への移行 74 矛盾との対峙を避ける者たちの二面性 75 二つの分化傾向 77 不可解な「守秘義務」 78 脅しと嫌がらせ 80 フォーラムにおけるシスオペたちの倒錯した公私観 82 日本社会を覆う公私感覚 85 ニフティ株式会社の安易な公私観 87 被害者意識 87 いつでも会員規約の変更が勝手にできる規約の恐怖 89 「御触書」としての会員規約 90 お上に認められたネット事業者の私益優先と人治 93 自主退会という意味のない抗議 94 状況を見過ごす専門家と政治家 95 リード・オンリー・メンバーの直感 97 人々を政治的に去勢する礼儀作法 98 ホンネを語らないコミュニケーション 99 同化する欲望と摩擦の発生 102 組織になった「討論ができないフォーラム」 105 フォーラムスタッフと特定団体との裏でのコネクション 107 「させられる交流」と「する」交流 108 活性化するフォーラムと暴走する社会 109 見えない問題を見過ごす不自由さと蔓延するイジメ 113 「型」を身につけた者の不自由さ 115 「意識がある」シスオペたちの不自由さ 116 多様性の制限をする者・批判する者たちの不自由さ 117 マインドコントロールとしての学校教育 118 教育を受けた者たちの理不尽な恥らい 120 専門家と素人の関係 122 実は不自由な専門家たち 124 「思考の纏足」と学校教育 126 「有利さ」を求めて不自由になる構造 130 誰が最もパニックに陥るか 132 運営の質を高めていく真剣なゲームへ 132

第4章 いかにして虚構を破るか?―「不自由」な構造からの脱却 135

 相手が「強者」であるという虚構 135 「無知」は力なり 136 実感を大切にする 139 自由であろうとする者は 141 「正しさ」という幻想に安住する者は 141 無自覚な人々にたいする情報操作 142 方法としての懐疑 143 ニフティ社長を窓口にする 147 「ニフティサーブ」は「公共の空間」 150 社会の暴走を抑制する「論争空間」の創出 151 「論争空間」の条件整備 152 論争回避は自由の放棄である 154 自由を目覚めさせた検閲 155 自由からの逃避が独裁者を生む 157 一人でもできるシスオペの牽制 159 自分を「変える」と状況が「変わる」 161 自分と世界の循環イメージを把握せよ 163 傍観者たちの構造理解 166 いかなるチェック機能が創出されるべきか 166 フォーラムの民主主義とは 168 民主主義の修業の場としてのフォーラム 169 フォーラムを変えるもの 170 葛藤の制御と非常識な方法 172 「敗因はすべて自分にある」と考える 173 「まともな」論争を他者に望まない 175 敢えて手詰まりにする 176 フォーラムではやはり論争を 178 相手の「汚い手」も認める 180 論争成立と独創的であること 182 運営批判では敢えて「御触書」に従う 183 シスオペの裏の動きを牽制する質問 184 「理解し合う」ことは目指さない 186 「型」を生成する「型」 186

あとがき―やはり虚構は破らなければならない 191



ニフティサーブに潜む様々な問題を考える上で、又、それに対する実践的な闘い方を考える上で、全てのニフティサーブ会員にお薦めの書。虚構と虚飾に色どられながらも会員数だけは増えつづける、社会の新たな位相になりつつあるニフティの暴走を止どめる為にも、必要な視点。
著者によるホームページもネット上に有り。→ハイホー村
人民K1997/10/28登録




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