ジャック・白井
Jack Shirai
1900ころ-1937
スペイン内線に参戦したことで知られる日本人。北海道函館市で生まれ、孤児院で育ったという。幼年期・少年期・青年期の消息に関してはまったく不明。青年期に外国航路のコックとして乗船、1929年秋ごろニューヨークで下船し、アメリカに不法入国した。ニューヨークでは日本レストランのコックとして働くかたわら、〈日本人労働者クラブ〉のメンバーとして労働・反戦運動をした。おそらくアメリカ共産党員だったろう。1936年、スペイン内乱が勃発、その3ヶ月後の9月に、共和国防衛の義勇兵として応募する。12月26日、アメリカ人義勇兵第1陣96人の一員としてニューヨークを出港し、パリ経由でスペイン入りする。スペインでアメリカ人大隊(第15国際旅団リンカン大隊)の兵站部付兵卒兼大隊付炊事兵として活躍する。1937年2月のハラマ川に初陣、そしてマドリード防衛の要であるブルネテ戦線に従軍中の1937年7月11日、頸部を射たれて戦死した。
(川成洋)
小学館日本大百科事典より

【参考文献】
スペイン戦争 ジャック白井と国際旅団(朝日選書)
スペインで戦った日本人 へ
オリーブの墓標 スペイン戦争と一人の日本人 へ
スペイン内戦写真集(講談社)へ
図説スペイン内戦(彩流社)へ


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