アイノ・クーシネン
Aino Kuusinen
1886年3月5日、フィンランド生まれ。もと看護婦。1922年、モスクワに赴き、同年、政治家オットー・クーシネンと結婚。オットーは、コミンテルン(共産主義インターナショナル)の執行委員会書記(1921-39年)。後に二人は別離。アイノは、1924年よりコミンテルンで働き、1931年から2年間アメリカに派遣される。帰国後、モスクワに滞在した後、1934年、日本に派遣され、ソ連諜報機関(赤軍第四部)のために働く。翌1935年暮れ、一旦モスクワに呼び戻された後、1936年秋、再来日。日本滞在中、リヒャルト・ゾルゲから本国の指令を受ける。一年余の東京生活を送った後、帰国するが、1938年元日、内務人民委員部(NKVD)によってモスクワで逮捕、投獄され、8年間、〈政治犯〉として厳寒の地ヴォルクタの強制収容所に送られる。釈放後、カフカス地方を転々としたが、1949年、再逮捕され、4年間、ポチマの強制収容所送り。1955年10月、釈放。それは、スターリンが世を去って2年後、フルシチョフが〈スターリン批判〉をおこなう前年のことであった。自由の身として10年間ソ連で暮らした後、1965年2月(前年、オットー・クーシネン死亡。83歳)、フィンランドに出国。1970年9月1日、死亡。この回想録は1966-67年に執筆され、著者の没後、1972年にウィーンの出版社より刊行された。
以上「革命の堕天使たち 回想のスターリン時代(平凡社1992年)」の著者略歴より


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